09/09/01 12:24:49 0
(>>1からの続き)
リウマチで手足が不自由な女性(75)は、3日前に郵便投票を済ませた。体が不自由でも投票できるのは
ありがたいが、「何度も郵便でやりとりするので税金がもったいない」。証券会社に勤めていたことがある。
これまでは、自民党を支持してきたが、今回は迷った末に、小選挙区は民主党、比例代表は自民党を
選んだ。政権交代を望むが、民主党の圧勝が伝えられるのを見て「調子に乗ってほしくない」と思った。
腰を曲げ、カートを押しながら投票に来た女性(90)は、両手でハンドルをつかんで体を支えているため、
傘をさすことができない。雨が強かったら、投票はあきらめようと思っていた。「どうせ変わらないでしょ。
だったら今まで通り自民党に任せればいい」。民主党に投じる気持ちにはなれなかった。「なかなか
出かけられないから、ついでにできることはやっちゃうの」。そう言い残すと、近くの美容院へ
ゆっくり歩みを進めた。
「歴史に残る選挙になるでしょう? だから身ぎれいにしなくちゃって、昨日髪を切りに行ったんだ」。
白髪をきれいに整えて投票に訪れた男性(89)は、やはり自民党支持者。今回も小選挙区では
自民党を選んだものの、比例では初めて民主党に1票を投じた。自民党に一度政権から
降りてもらうタイミングだと考えたからだ。
「後はいかによりよい余生を過ごせるかだけ」。関心があるのは年金や医療。小手先の改革では、
現状は変えられないと思っている。
(次へ続く)2/3