09/09/01 11:19:39 tX918OWc0
もう既に我が国社会はいわゆる団塊の世代が大量に定年退職する事態に直面しております。
今般の衆議院選挙において麻生政権が大敗北を期した原因はこの定年退職団塊世代の票を
取りまとめられなかったことも上げられると思います。
今般の衆議院選挙を発端とする政治劇がこれからどの様な推移となるかは、単にマスコミに
おどらされた今は未だ痛みが本格的ではない階層(定年退職直後階層)が本能的な将来不安
から自民党を見限ったための結果であったとまず言えると思います。
しかしながら、若い世代の様子は少し違い、社会問題に対して意識のある者達は本能的な将来
不安から麻生自民党を比較的擁護するものと批判するものとに2分されていると私は思います。
現実問題として、アメリカにおける国家戦略を推進する者たちがこれから先どの様な国際戦略・
国家戦略を実践するかにより我が国社会もとんでもない影響を受けるのだと認識するとき、
将来不安というキーワードによりある意味(負の意味)社会結束した我が国の民衆がどの様な
挙動となるかが問題だと言う事でしょう。
我が国同朋の大半は寄る辺立つ理念による社会行動ではなく右を見た社会行動
(即ち理念とは社会風潮と同義)をこれからもとり続けるのだと私は思っております。
ですから、危機が現実となるとき、つまりドル危機が現実的な日本国内経済秩序を混乱させるとき、
全世界的な気候変動により世界同時不作となり、それが食料自給率の極めて低い日本社会に
襲い掛かり食料配給制が実施されるとき、今は未だ漠然とした本能的な将来不安という気分でしか
ない社会風潮が、襲い掛かる現実に対して積極的な実践を行わざるを得ない社会風潮となるとき、
日本社会は大きく変化して未来を創造する為にあらゆる具体的な努力を始めるのだと考えられます。
我々日本人が形成するこの日本社会とは、危機が現実化するときその危機をエネルギーとして
社会行動を起こす特質のある社会であると歴史が物語っており、少子高齢化問題にしろあらゆる
社会問題を克服し次なる未来を創造する為に社会結束し行動し始めるのだと言えます。
『願わくば我に七難八苦を与えたまえ』 山中鹿之助 URLリンク(meigen.shiawasehp.net)