09/09/01 07:51:36 W8NiDPj90
現状のデフレスパイラルの方がよっぽど痛い
本来の財政再建は痛くない
国の借金を返した5つの例(小野盛司)
URLリンク(shimotazawa.cocolog-wbs.com)
以上、5つすべての場合で共通して言えることは、債務のGDP比が100%を超えるような場合、債務を減らすには、GDP(GNP)を増やすしかないということだ。
債務を減らしたことが主たる要因で債務のGDP(GNP)比が減った例はない。①のみが債務を僅かに減らしたことが債務比率の減少に貢献しているが、
債務比率の減少への貢献度から言えば、GNPの増加のほうが約4倍大きい。それ以外の4つの場合はすべて政府債務は増えているが、それ以上に名目GDPが増えたために、
結果として債務のGDP比が減っている。このことから結論されることは、日本は今は債務を減らすことを一旦棚上げし、景気対策をしてひたすら経済成長率を高めることに専念すべきだということだ。
行き過ぎたインフレにする必要はなく、インフレ率の上限を若干高めに設定し、名目成長率を高める努力をすれば、実質成長率も高まり、暮らしも豊かになる。
その際、国債市場に混乱が起こらないようにするため、1942年にアメリカで行われたように、国債の買い支えを行い、国債の下落を防ぐようにするとよい。円の信用は落ちることは考えられない。