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ワーキングプアや貧困が世間の話題に上る中、アマチュア劇団「いたわさ」は9月4~6日、
貧乏をテーマにした劇「ぼくと貧乏神」を活動拠点の東京都港区の麻布区民センターで開く。
「貧乏はお金の問題じゃない。心の問題だ」とのメッセージを送る。
メンバーは都内の会社員らで、古典的な名作などを演じている。不況によるリストラや急速
な貧困の広がり、それを象徴するような昨年六月の秋葉原無差別殺傷事件に対し、
「頭を使って、人と力を合わせて生きていこう」と、今年は世相を反映した劇を選んだ。
貧乏だったが金持ちになり再び貧乏になる男が主人公で、その男に取り付いた貧乏神と
仲間の神様五人組が絡む喜劇。最後は貧しくても家族や神様と楽しく暮らすというハッピー
エンドの物語。昭和三十年代に書かれた「貧乏神物語」が原作。団員の望月一寿さん(50)
がコメディータッチに書き直した。
池上研治代表(54)は「お金のないことよりも、心がさもしいほうが恥ずかしい。金で結びつく
のは簡単だけど、金でつながらない関係が大切だ」。望月さんも「不況で苦しいかもしれないが、
親子で劇を見て楽しんでほしい。人とのつながりが大切と分かってもらえれば」と話す。
公演は四日午後七時など五回。料金は三千円(前売り二千五百円)。麻布演劇市の一環で、
区内在住、在勤、在学者は無料。問い合わせは同センター=電03(3583)5487=へ。
写真
「ぼくと貧乏神」のけいこをする団員ら=東京都港区の麻布区民センターで
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