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そごう心斎橋本店（大阪市）が３１日、営業を終了し閉店する。そごうの経営破綻による
閉鎖を経て２００５年に営業を再開してから、わずか４年。「そごう復活のシンボル」となる
目標を果たせず、１９１９年に百貨店事業を始めた心斎橋での歴史に幕を下ろし、
１１月には同店を買収した大丸の新館として改装オープンする。
００年から５年の閉鎖期間に多くの個人、法人の顧客を失い、最後まで呼び戻せなかった。
高級ブランドの導入など中高年層を意識した店作りも、若い女性らの客離れを
招く結果になった。再開後の４年間で営業損益を１度も黒字にできず、厳しい消費不況で
０９年２月期の来店客数は前期の半分近くにまで激減していた。
この日は朝から多くの客が来店。母親と訪れた大阪府貝塚市の会社員谷中由実子さん（４７）は
「最後にお店の様子を見ておきたかった」と惜しんだ。
同店で働く社員はグループの百貨店などに移る。心斎橋本店で広報を担当した
井上恵理子さん（３８）は「０５年の再オープンの日のうれしさは忘れられない。
最後まで仕事をまっとうし、お客さまに感謝の気持ちを伝えたい」と話した。
*+*+ 京都新聞 2009/08/31[10:10] +*+*
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