09/08/31 17:21:51 0
(>>4のつづき)
ネット右翼が、クリック数やメール本数に相当するだけの人数を本当に持っているのかどうかは
はっきりとしたことはわからない。
もちろん、それなりの影響力はある。たとえば、彼らは麻生首相について一貫して熱心な支持を
表明しており、マスメディアでも引用されてきた。
3月には「祭り」によって、すでに旬を過ぎ死に体だった著作『とてつもない日本』がいきなりアマゾンや
紀伊國屋書店のランキング上位に入るくらい売れた。
「ニコニコ動画」ネット世論調査では、ユーザーの麻生内閣支持率は5月28日の段階で、36.5%という高い
数字(男性に限ると42.7%)を記録している。
ちなみに、ほぼ同時期に朝日新聞社が実施した調査における内閣支持率は19%に過ぎない。
あるいは、麻生さんは、ここのところを読み違えたのかもしれない。
「ほら、若い人たちは、こんなにオレを支持してくれている」
ネット右翼が大量発生しているのか、少数のネット右翼が大量書き込みをしているのか、本当の
ところはわからない。結局、ネットというのはそういう場所なのだ。
リアルな世界では、一人の人間の叫びは、一人分の声にしかならない。
が、ネットの世界では、一人が10万回クリックすることで、10万人分の怒号を演出することができる。
と、10万の怒号がスクロールする画面を見た情報弱者はこう思う。
「おい、大変なことが起こっているぞ」と。
違うのだよ麻生さん。ネトウヨは数が多いのではない。クリックの頻度が高いだけ。ただのパラノイアだ。
匿名のパラノイア。そんな支持を真に受けたのがたぶんあなたの失敗だった。自業自得。
自らの「力」を自覚し、それを意図的に使おうという匿名のパラノイアが生まれたことで、2ちゃんねるの
歴史は最終段階に来ている。
匿名掲示板は、サロンであった時代を終えた。無論、世論の鏡として機能していた段階も離れた。
で、どうやら一種のアジビラかステ看板みたいなものに変貌しつつある。この動きは、たぶん
もう元には戻らない。
道端のステ看に振り返る人はもうあまりいない。まとめて燃やしてくれるなら、祭りの盛り上げ
くらいには使えるかもしれないが。(以上、抜粋。本文はかなりの長文です)