09/08/31 16:14:48 0
・2ちゃんねるでは、たとえば、どこかの誰かが問題発言をしたり、社会的に注目度の高い事件が
起こったりすると、その話題についてのスレッドは「祭り」状態になり、一日か二日のうちに10スレ、
20スレとスレッド数を重ねることになる。
「アニメ」「児童ポルノ」「少年犯罪」「モー娘。」「石原閣下」「筑紫さん」「ガンダム」など、ネット文化との
親和性の高い話題や、「2ちゃんねる」自身についての情報を含んだニュースが祭りになりやすいという
傾向はあるものの、祭りの規模は、おおむねスポーツ新聞の見出しの大きさに比例している。
が、選挙を間近に控えて、掲示板の様子は違ってきていた。
具体的に言うと、掲示板自体が、政治的なプロパガンダの場に変貌していたのである。
で、「祭り」の様相も、「デモ」や「街宣」に近い、キナ臭いものになっていた。
こんな短期間のうちに、これほど露骨な変化が起こったのは、おそらく2ちゃんねるの歴史の中では
はじめてのことだと思う。
たとえば、投票1週間前の「ニュース速報+」板は、自民党支持の2ちゃんねらーと、民主党支持の
2ちゃんねらーが双方の党首や政策を攻撃するためのスレが乱立して、板自体が落ちることさえあった。
ちなみに「ニュース速報+」における「+」の意味は、「この板は、キャップ(資格)を持った『記者』と
呼ばれる人間だけがスレッドを立てる権利を持っている板だ」ということ。資格制を持ち込むことで、
些末なスレッドが立つことや、板全体がスレ立て合戦に陥るリスクを避けるということなのだそうだ。
とはいえ「記者」も、色々だ。ある記者には「特定の思想や立場を推進することを旨とした工作員」
なのではないかという疑惑がつきまとっているし、別の記者は「一人の人間ではなくて、一つの記者名を
何人かのグループが共同運営している」と噂されている。事態は単純ではない。
とにかく、+の記号が付加された板には、ある程度の公共性がある、ということらしい。
私個人は半分ぐらいしか信用していないが。
で、その「ニュース速報+」の板が、この半月ほど、えらく荒れていたわけです。(>>2-10につづく)
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