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イケメンならぬ「イクメン」と呼ばれる男性が増えている。仕事第一を返上し、育児に積極的な
パパを指すイクメンは、職場で女性にモテるらしい。この秋には、東京で養成講座もスタートする。
「おんぶヒモで赤ちゃんを背負う姿を見たら、同級生は驚くでしょうね」。堺市の会社員
芝茂樹さん(32)は笑う。高校時代は硬派を自任し、女子からも「亭主関白になる」とみられて
いたという。
◆「参加しなければ損」◆
転機は2年前。育児用品メーカーに転職し、それまでの激務から、定時退社が当たり前になった。
1月に長女の小桃(こもも)ちゃんが誕生すると、あまりのかわいらしさに「育児に参加しなければ損」と、
育児書などを読みあさった。
今では午後7時半に帰宅し、小桃ちゃんを入浴させ、キッチンでお米をとぐ。妻と娘の時間を
増やすため、午前6時に起床し、朝食作りや洗濯を担当。「本当に助かっています」と専業主婦の
智美さん(32)は絶賛する。
この奮闘ぶりを「営業担当のイクメンブログ」と題して、ネット上で紹介。むずかられて首回りを
うまく洗えなかった失敗談や、乳児とは思えない高いびきに「病気では」と気をもむ様子などが、
赤裸々につづられている。
仕事と育児の優先順位は? そんな質問にも、芝さんはすぐさま、「小桃が病気になったら、取引先に
頭を下げて自宅に急行します」ときっぱり答えた。
◆体験談をHPで発信◆
イクメンは「育児を楽しめる格好いい男」を意味する造語。広告会社のコピーライターが名付け親だが、
この会社で育児と仕事を両立させている男性社員らが集まり、2007年4月、体験談などを発信する
ホームページ「イクメンクラブ」を開設すると、育児雑誌や育児関連サイト、女性誌などに広まった。
イクメンへの女性たちの視線は熱い。1日約1000件のアクセスがある芝さんのブログには、
「カッコイー」「すごい」といった女性からのメッセージばかりが並ぶ。
※続きます。
読売新聞 2009年8月30日02時41分
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