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政権選択を最大の焦点とする第45回衆院選は30日午後8時で投票が締め切
られ、開票が始まった。時事通信社が実施した出口調査によると、民主党は小
選挙区、比例代表ともに自民党などを圧倒。単独で過半数の241議席を超え、
民主党中心の政権誕生が確実な情勢だ。これに対し、自民党は各地で苦戦して
おり、議席の激減は避けられない見通し。公明党と合わせた過半数の確保は困
難だ。
政権交代は、非自民の8党派による細川内閣が発足した1993年の衆院選以
来。第1党が政権を奪う形での交代は、社会党を中心とした47年の片山内閣
以来、62年ぶりとなる。自民、公明両党の連立にも10年で終止符が打たれ、
政界は新たな時代に入る。
出口調査で民主党は、前回1勝24敗に終わった東京をはじめ、北海道や青森、
愛知など、都市、地方を問わず、軒並み選挙区で自民党を引き離している。比
例でも前回からの大幅な上積みが確実で、民主党は国会運営の主導権が握れる
269議席の絶対安定多数の獲得も視野に入っている。
一方、自民党は296議席を獲得した2005年の衆院選から一転、厳しい戦
いを強いられている。前回219議席だった小選挙区でリードしているのはわ
ずかで、比例代表でも劣勢だ。公明党も伸び悩んでおり、公示前の31(選挙
区8、比例代表23)議席維持に悲観的な見方が強まっている。
自民、民主両党の激突に埋没気味の共産、社民、国民新の各党は公示前議席を
維持できるかが焦点。みんなの党は小選挙区で1議席の獲得が有力だ。
30日午後6時現在の投票率は48.40%で、前回を1.60ポイント下回
っている。31日未明には小選挙区300と11ブロックの比例代表180の
480議席すべてが確定する。
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