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取り締まりを通じて知り合った風俗店経営者の中国人女性２人に、風俗店の開業資金などを
出資し、売上金の一部を受け取って他人名義の銀行口座に入金していたとして、警視庁は２８日、
同庁組織犯罪対策５課の伊藤達也警部補（５１）を懲戒免職にした。
伊藤警部補は、この銀行口座を２００７年８月に知人男性から無償で譲り受けたとして、同日、
本人確認法違反容疑で東京地検に書類送検された。
同庁幹部によると、伊藤警部補は０２年２月から、巡査部長として神田署生活安全課に
勤務していた際、風俗店経営の中国人女性２人と知り合い、同年秋～０８年６月、２人に
計９店舗の開業・改装資金２千数百万円を出資。０３年２月～今年４月、各店の売上金のうち
数千万円を受け取り、一部を問題の銀行口座に入金していたという。
一方、東京地検は同日、違法風俗店経営の韓国人の女から立ち入り調査の対象から外す
見返りに６７万円を受け取ったとして、元神田署生活安全課巡査部長の林隆貴容疑者（４６）を
収賄罪で起訴。同庁は同日、林容疑者を懲戒免職にした。
中村格警務部参事官は、「警察官として、あるまじき言語同断の行為。再発防止に努めたい」としている。
読売新聞 2009年8月28日21時41分
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