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★イエスマン武部“郷土代表”強調も冷ややか反応 “逆刺客”八代も脅威に
小泉純一郎元首相の「偉大なるイエスマン」を自称する武部勤元幹事長と民主前職、
松木謙公氏が激戦を繰り広げる北海道12区。8選を目指す武部氏への風当たりは強い。
民主旋風に加え、小泉改革への反発や郵政造反組の復讐などだ。自民党の混乱を引き起こした
「麻生降ろし」の急先鋒だったことも影を落とし、北の大地では「武部降ろし」が吹き荒れている。
「『負けるな武部』の大きなうねりが起きている。最後は勝つ」
24日、涼風が吹き抜ける大票田・北見市の中心部。武部氏は真っ黒に日焼けした
腕を振り上げ、かすれた声で熱弁をふるった。
知床半島の先端からオホーツク海沿いに北上し宗谷岬、そして利尻、礼文両島まで全
国最大の広さを誇る12区。面積は岩手県に匹敵する。2005年の郵政選挙では
小泉チルドレンの応援などで地元入りは1回だけだったが、今回は地元にベタ張り。
街頭演説に加え、企業や後援者回りなど「“毛細血管”まで足を運んでいる」(武部陣営)。
その武部氏が強調するのが「郷土の代表」だ。「オホーツク武部党」のフレーズで
地元密着を前面に打ち出す一方、「自民党の武部」には、ほとんど触れない。
しかし、周囲の受け止めは冷ややか。武部支持層でさえも一部が離反し、
「反武部」勢力になっているのが実情のようだ。地元関係者はこう打ち明ける。
「地元業者が陳情に出向いたが、『オレは世界のタケベだ』と言い放ち取り合ってくれなかった。
業者は『何が地元代表だ。今回は落とす』と怒り心頭。『もう武部氏を支援しない。
秘書の再就職先を世話するのが最後の仕事だ』と言い切る後援者もいるほどだ」(続く)
【北海道12区】
▲武部 勤 68 自前 URLリンク(www.takebe.ne.jp)
△松木 謙公 50 民前 URLリンク(kenko-matsuki.jp)
笠松 長麿 56 幸新 URLリンク(www.hr-kouho.jp)
【表の読み方】△=やや優勢、▲=やや苦戦。候補者名は届け出順。年齢は30日投開票日時点。
zakzak URLリンク(www.zakzak.co.jp)
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