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車庫に入るバスにひかれて下半身が不自由になったとして、
福岡県内在住の女性（２９）が、西鉄バス北九州（北九州市）を相手取り、
損害賠償約２億円の支払いを求めていた訴訟の判決が２７日、
福岡地裁小倉支部であった。
青木亮裁判官は「左右を注視し、安全を確認する注意義務を怠った」として、
自動車保険などですでに支払われた分などを差し引き、
約１億２４００万円の支払いを命じる判決を下した。
判決によると、原告女性は０３年９月、北九州市小倉北区砂津１丁目の
砂津バスセンターそばの歩道を歩行中、歩道沿いの車庫に入ろうとした
同社バスにひかれ、脊髄（せきずい）を損傷するなどの重傷を負い、
下半身不随の障害が残った。
西鉄バス側は、「女性が前を見ていれば事故を回避できた」として、
女性側にも一部過失があると主張。しかし、判決は「車両前部で衝突しており、
原告に過失を認めるのは相当でない」と判断した。
西鉄バス北九州は「歩行者の方を負傷させたことを重く受け止め、
再発防止に努めたい。今後の対応は、判決をよく検討し決定したい」と話している。
ソース：asahi.com
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