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27日朝に東京・秋葉原を出発したつくばエクスプレスの快速電車で、運転士が居眠り
運転していたことがわかった。運行する首都圏新都市鉄道(東京都台東区)が発表した。
国土交通省関東運輸局は、20代の運転士について精密検査を実施し、詳しい原因を
調べるよう指示した。
同社によると、居眠りが発覚したのは午前8時2分発のつくば(茨城県つくば市)行き
快速電車(6両編成、乗客200人)。同45分ごろ、茨城県内の守谷 ―つくば間
(20.6キロ)を走行中、運転士が居眠りをしているのに乗客が気づき、携帯電話で動画で
撮影してつくば駅員に伝えた。
快速電車は当時、運転台のボタンを押すと発車から停止まで制御する自動列車運転
装置(ATO)を使ってワンマン運転していた。この区間の所要時間は12分で、
最高時速125キロで走行していたという。
運転士は同社の調査に対し、「8時25分に南流山駅(千葉県流山市)を出発する前に
眠気を感じて窓を開けるなどした。同37分に守谷駅を出発した後に再び、強い眠気を感じた。
特にうとうとしていたのは1~2分程度」などと説明しているという。
運転士は乗務前の点呼では体調不良などは訴えていなかったという。昨年1月の
社内検診で睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの症状もなかったことから、同社は「寝不足など
運転士の体調管理が不十分だった」とみて詳しく調べる。
asahi.com 2009年8月27日20時4分
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