09/08/27 20:38:20 0
(>>1の続き)
祖父・鳩山一郎首相が尊敬した1930年代の「汎ヨーロッパ運動」の提唱者、グーデンホフ・
カレルギーの話からはじまり、その影響を受け継いでいるという鳩山代表の東アジア共同体論を
取り上げ次のように持ち上げている。
「軍事力増強や領土問題、過去史問題は韓日や中日など両国次元での解決が不可能なため、
地域統合を通じて問題を解決できるという点で東アジア統合は不可避と力説している。自立と
共存の原理に基づき友愛精神の上に平和で繁栄した東アジア共同体を建設すべきだという鳩山の
主張は理想論に近いが魅力的だ。(カレルギーのヨーロッパ統合もそうだが)偉大な歴史は
夢からはじまる」
そして鳩山代表がこうした考えを、自分のホームページに韓国語のハングルに翻訳して載せて
いることを紹介し「単なるお話というわけではないようだ」と期待をかけている。
一方、李政権は必ずしも期待ばかりというわけではない。10年間の左派・革新政権から
やっと保守政権になり、北朝鮮問題も念頭に「日米韓協力体制の強化」に踏み出したところ
だからだ。「李政権下の韓国外交ははっきりと日米重視に転換している」(韓国外交通商省幹部)。
だから民主党の対米姿勢はことのほか気になる。ましてや中国が最も影響力を持つだろう
「東アジア共同体」など当面、頭にない。「北朝鮮問題をはじめ日米韓の3国連帯が軌道に
乗りつつあるとき、日本の米国離れは困る。あまり気張らず、突出せず、韓米と歩調を合わせて
ほしい」(同)といった感じである。
-おわり-