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来年春に大学や短大を卒業する学生などを対象にした合同就職面接会が札幌市で
開かれました。
厳しい雇用情勢を反映して参加企業はこれまでで最も少ない１００社余りにとどまった一方、
仕事を求めて訪れた学生は前回よりおよそ５００人増えました。
この合同就職面接会は北海道労働局などが開いたもので会場の札幌市内のホテルには
道内企業を中心に１０１社が参加し、まだ就職先が決まっていない学生などが面接に訪れました。
北海道労働局などが主催する合同就職面接会はほぼ毎年開催されていますが、
ことしは１０１社の参加にとどまり、「就職氷河期」と言われた平成１１年度よりも１０社以上少なく、
これまでで最も少なくなりました。
その一方、面接に訪れた学生は前回、おととしの面接会よりもおよそ５００人多い、９６０人に上り
それぞれが履歴書を携えて緊張した面持ちで面接に臨んでいました。面接を終えた恵庭市の大学に
通う女子学生は「これまで３０社ほど受けてきましたが、すべて不採用でした。未来が見えなくて不安です」と
話していました。
北海道労働局ヤングハローワーク札幌の松木美喜夫室長は「ことしは企業からの求人が去年より
１０％程度減っていて大変厳しい状況です。まだ内定が取れていないという学生からの相談も
増えているので、面接会をきっかけに１人でも多く仕事を見つけてほしい」と話していました。
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