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厚生労働省は26日、国内で12社が販売している抗うつ薬13製品について、
服用で他人への攻撃性が増したり、激高したりする場合があるとして、注意喚起を促す
安全情報を出した。成分の化学構造の特徴から「三環系」「四環系」などと呼ばれるタイプで、
クロミプラミン塩酸塩など12成分。同省の指示で添付文書は改訂済み。
古いものは40年以上前から使われていて、同省によれば、年間約260万人が服用して
いるという。発売から今年5月までに、他人への敵意や攻撃性が増した105例のうち13例が、
服用との因果関係が否定できなかったり、不明だったりした。
新しいタイプの抗うつ薬SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害剤)で、攻撃性が増す
副作用が疑われる症例が相次いだことを受けて、同省は古くからの抗うつ薬についても
改めて調べていた。
asahi.com 2009年8月26日20時56分
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