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★橋下知事「応援せず」に波紋 自・公は怒り、民主安堵
大阪府の橋下徹知事が、「首長連合」として民主党の地方分権政策支持を打ち出す一方、
衆院選ではどの政党の候補者も応援しないと明言した。府内での人気は絶大とあって、
府知事選で支援した「恩返し」を期待した自民、公明両党からはため息や怒りの声が聞こえてくる。
片や民主党サイドは「こっちにはプラス」とにんまり。有権者の動向に影響を与える
“看板役者”の不在は、与野党双方に波紋を広げている。
「今まで支えてくださった先生方を敵に回す根性はない」。
知事は11日、霞が関解体などの観点から民主党の衆院選マニフェスト(政権公約)への
支持を発表した際、自公と民主いずれの応援もしないと表明した。
これについて、公明党とともに昨年1月の府知事選で支援した自民党の関係者は
「こちらにとって苦しい選挙だということを理解してくれるのが人の道なのに…」とがっくり。
知事選で選対幹部だった候補者も「最初からだめだと思っていた」と強がったものの、
目には失望感がありありと浮かぶ。
一方、民主党候補者は「こちらにとってマイナスが一つ減った」とほっとした様子。
対立候補を応援しないだけでも大きな「後押し」と喜ぶ。
橋下知事は公示日の18日、府庁で記者団に「国政に関して(の発信)はいったん終了」
と早々に撤退宣言。24日から投開票日までは、海外出張などでほとんど大阪を留守にする予定だ。
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