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皆が忘れた戦前の二大政党制と普通選挙 (中選挙区制 全466議席)
第16回衆議院議員総選挙1928年 日本初の普通選挙
与党 立憲政友会218議席 野党 立憲民政党 216議席 諸派17議席 無所属15議席
第17回衆議院議員総選挙1930年 前年に世界恐慌あり
与党 立憲民政党273議席 野党 立憲政友会174議席 諸派無所属 19議席
この選挙では立憲民政党が主張する義務教育の国庫負担の是非を問う選挙であり、立憲民政党が大勝した!どこかでこんな事ありましたね?
第18回衆議院議員総選挙1932年
与党 立憲政友会301議席 野党 立憲民政党146議席 諸派無所属 19議席
驚異的なゆり戻しで立憲政友会が300議席をこす大勝とともに政権交代が起きました
第19回衆議院議員総選挙1936年
与党 立憲民政党205議席 野党 立憲政友会175議席 諸派 昭和会20議席 社会大衆党18議席 国民同盟15議席 無所属その他33議席
二回の大きな政権交代がありながら国民全体が右往左往した事で政治は何もすすまず、
日本国内の閉塞感は頂点にいたり、少数政党が乱立し多数のキャスティングボーダーが
誕生した結果 議会は空転そして力を失い、最後には巨大公務員組織である軍部の暴走を起こす下地を作りました この選挙の10年後、国会議事堂の
周りは焼け野原になりました。 確かに憲法が違う今の政治体制と違うとお思いでしょう、しかしそこに議会と選挙があった事は事実です
軍部の暴走は1928年の張作霖爆殺から始まり年を追うごとに議会の力の減少と比例して暴走の度合いは酷くなって行きます、それ以前は、議会や
その他の勢力は旨く軍部を抑えてきました。