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★「政権と世代」交代焦点＝森王国攻める田中－石川２区【０９衆院選】
「厳しい選挙だ。比例は公明党と書いていただきたい」。
小雨が時折降る９日午後、石川県能美市内で街頭に立った自民党の森喜朗は訴えた。
隣には、公明党国対委員長の漆原良夫の姿が。公明党の票を確実に得るため、
こう言わざるを得ないところに、森の苦しい状況が映し出されている。
自民党最大派閥・町村派の実質的オーナーで、歴代首相の後見人。
自身も首相を務め、中央政界で君臨し続けていられるのも、連続１３回の当選を可能にした
強力な組織、地盤があってのこと。しかし、激しい逆風に「森王国」は大きく揺らいでいる。
１４日に小松市のホテルで開かれた少年野球チームの保護者らの会合。
飛び入り参加した森は、約４０人の出席者一人一人に握手を求めた。
「こんな所まで、森さんが来るとは」。出席者の１人は驚きを隠さない。
１８日の出陣式で森は「えたいの知れない風と雲が、自民党とわたしを追い込んでくる」と
厳しい状況を説明、支援を訴えた。
そんな森が「スーパーの前で、手ばかり振っている人」と対抗心をむき出しにする相手は、
民主党の田中美絵子。党執行部は政権交代を象徴する選挙区と位置付ける。
５日午前、ＪＲ加賀温泉駅前で田中が「６０年以上続いた１党支配が、政官業の癒着を生み、
政治を腐敗させた」と政権交代を唱えると、応援に駆け付けた幹事長の岡田克也は
「歴史的な選挙。古い政治家を退場させ、しがらみのない政治家を国会に送ろう」と呼び掛けた。
（続く）
▽石川２区
宮元 智４９ 団体職員 諸 新 URLﾘﾝｸ(miyamoto-satoshi.com)
森 喜朗７２ 元首相 自町前 推（公） URLﾘﾝｸ(www.mori-yoshiro.com)
田中美絵子３３ 元議員秘書民 新 推（国） URLﾘﾝｸ(www.tanakamieko.jp)
時事通信 URLﾘﾝｸ(www.jiji.com)
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