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・30日投開票の総選挙について、朝日新聞社は18、19の両日、全300小選挙区から統計的に選んだ
150小選挙区の有権者を対象に電話調査を実施し、全国の取材網の情報も加えて選挙戦序盤の
情勢を探った。
その結果、
(1)民主は単独で過半数(241)を大きく超え、300議席台をうかがう勢い
(2)自民は選挙前議席(300)の半数に届かず、それよりさらに大きく後退する可能性
(3)比例区では、公明、共産はほぼ前回並み、社民はやや苦戦 ―などの情勢がわかった。
調査時点で投票態度を明らかにしていない人が小選挙区で4割、比例区で3割弱いる。
また、「選挙の情勢によっては投票先を変えることがある」という人も25%おり、終盤にかけて
情勢が大きく変わる可能性もある。
本社は選挙戦中盤に、全300小選挙区の情勢を探る調査を実施する。
今回調査した150選挙区は全国の縮図になるように選んでおり、調査結果を2倍して全国情勢を
読み取った。
民主は小選挙区で前職、元職の多くが安定した戦いをしているのに加え、新顔が優位に立ち
自民などの候補を引き離すケースが目立つ。小選挙区全体では200議席を超し、さらに大きく
積み上げる可能性もある。
比例区でも11ブロックのすべてで議席を増やす勢いで、前回05年の61議席を大幅に上回り、
80議席台後半に達する勢い。
自民は閣僚経験者でも厳しい戦いを強いられている小選挙区が各地にある。全体では小選挙区で
100議席を大きく下回る可能性が高い。比例区も前回の77議席から減らし、60議席に達するか
微妙な情勢だ。
今回の150小選挙区を、選挙区内の都市の規模に応じて「都市型選挙区」50、「中間型選挙区」50、
「地方型選挙区」50に分類したところ、前回、自民が多くの議席を奪った都市型選挙区で民主は
ほとんどを奪い返し、躍進した03年を上回る40台半ばに伸ばす勢い。中間型選挙区でも、民主優位の
選挙区が目立つ。
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