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・社民党の顔として知られ、大阪10区(高槻市、島本町)から立候補している前職の辻元清美氏(49)が
民主党などの推薦を受けて「野党統一候補」を前面に掲げ、4選を目指している。しかし、4年前の衆院選で
辻元氏と激戦を繰り広げた民主党側には、共闘に二の足を踏む声も。両党間のしこりにつけ込んで、民主党
保守票を虎視眈々と狙うのが、自民党前職の松浪健太氏(38)だ。
「自民と民主では、外交や安全保障など政策の認識に共通の土台がある。社民党では話にならない」
出陣式で松浪氏は、民主党の主張を認める異例の演説を行った。狙いは民主党保守層。
それだけに、松浪陣営は民主支持層を意識した戦術を展開。街頭演説では、辻元氏が前回衆院選で
「自民も民主もカレーライスとライスカレーの違いしかない」と皮肉った点を指摘し、「社民党の議論は
まるで苺大福。カレーライスと苺大福を一緒に食べておいしいですか」と呼びかけるなど、民主党と
社民党の主張の違いを揶揄する。
しかし、松浪陣営も一枚岩ではない。推薦する公明党支持者からは、定額給付金での衆議院本会議の
投票棄権、麻生首相降ろしにつながる両院議員総会への署名参加など、一連の松浪氏の行動に対し、
根強い反発があるという。
一方、辻元陣営は民主党や連合との強い連携を演出。5月には大阪城公園での連合メーデーに
初めて参加し、衆議院解散後の7月31日には、岡田克也・民主党幹事長とともにJR高槻駅前で
演説会を行い、がっちりと握手を交わした。
街宣活動でも、「民主、国民新、社民の野党統一候補です」と自己紹介。掲げるのぼりや旗にも「政権交代」
「野党共闘」の文字が躍り、社民党の旗をほとんど掲げないなど、独自候補擁立を見送った民主党への
配慮をみせている。社民党への比例代表への投票呼びかけも控えぎみだ。
前回衆院選とは一変した選挙活動に、辻元氏自身は「わたしは野党統一候補。その事実に従って活動
しているだけ」と述べるにとどまった。
大阪10区にはこのほか、共産党新人の淺沼和仁氏(48)、幸福実現党新人の筒井宏志氏(54)が立候補。(抜粋)
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