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「隣人に感染させない」意識を
新型インフルで府立医大准教授に聞く
新型インフルエンザによる死者が発生し、舛添要一厚生労働相が19日、「本格的な流行が始まった」として警戒を呼び掛けた。
夏の感染拡大や重症化予防にどう対応すればいいか。京都府立医科大付属病院感染対策部長の藤田直久准教授(感染症対策)に聞いた。
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一般的に従来のインフルエンザウイルスの性質上、夏場に流行はいったん収まると考えられていたが、感染力は衰えていない。
合宿中の大学生の間で感染が広がる事例を見ても、密接な接触で集団感染が発生している。夏休みが明けて学校が始まれば、
集団感染が頻発する可能性は高い。感染拡大は避けられず、感染者が増えれば重症患者は一定数、確実に発生する。
いま一度、手洗い、うがい、せきエチケットの順守といった当たり前の感染予防策に立ち戻る必要がある。
例えば、せきエチケットの場合、マスク、ハンカチ、ティッシュがなければ手のひらで口元を覆うのではなく、肩口の袖を使う。
こまめな手洗いの後には、乾燥が欠かせない。
健康な人が感染の輪を広げず、感染拡大のスピードを極力遅らせる行動を徹底しなければいけない。
それが、重症化しやすい妊婦や人工透析患者らを守ることにもつながる。
重症化の恐れがあろうがなかろうが「隣の人には感染させない」という意識が求められる。
~長文につき、つづく~
京都新聞 Kyoto Shimbun 2009年8月20日(木)
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