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★【’09衆院選 政権攻防】(上)自民、再生シナリオ カギは「負けっぷり」 (石橋文登)
「マニフェストにも書いてありまして…。ちょっと、それ日よけにしないで読んでくださいよ。
政権を選択するんじゃない。政策を選択してください」
18日午前、残暑厳しい東京都八王子市で第一声を上げた麻生太郎首相はおどけながらこう訴えた。
昨秋の世界的な金融危機とほぼ同時期に政権を発足させて11カ月。
「政局より政策」と昨秋の衆院解散を断念し、経済・金融対策に打ち込んだのは正しい選択だった。
首相にはそんな強烈な自負がある。
「これまでの実績、これからの政策を訴えていけば必ず勝てる」。
そう考えた首相は7月21日に衆院を解散し、40日間のロングラン選挙戦を選び、
「8月を日本を考える1カ月にしてほしい」と説いてきた。
だが、その思いは国民になかなか届かない。自民党内で「麻生降ろし」が吹き荒れた6~7月に比べれば、
支持率は緩やかな上昇傾向にあるが、「民主党に一度政権をやらせてみるべきだ」という国民の声は圧倒的に強く、
メディアも市場も政権交代をすでに織り込んでしまっている。民主党の鳩山由紀夫代表の発言の一つ一つが
常に注目されるのは、「鳩山政権は何をしようとしているのか」が最大の関心事となっている証左だといえる。
この潮流に対して、今の自民党には対抗する術(すべ)がない。そもそも党執行部も閣僚も首相経験者も、
多くは自らの選挙区にくぎ付けとなり、対抗策を練るヘッドクオーター(司令塔)が存在しないのだ。
そんな中、自民党では早くも下野を前提とした「政権奪回プログラム」がささやかれるようになった。
焦点は(1)衆院で何議席を獲得すれば早期の政権奪回が可能か
(2)だれを総裁にすれば結束力と発信力を維持できるか-の2つだ。(続く)
産經新聞 URLリンク(news.goo.ne.jp)
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