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・思春期の女の子は、胸がふくらみ始めるなど体の変化が顕著。でも、戸惑いや恥ずかしさから、
ブラジャーはいつからつければいいのか悩んでいる子は少なくない。
思春期の女の子や保護者を対象にした下着教室「ツボミスクール」が注目を集めている。
口コミなどで徐々に広がり昨年度は関東、関西を中心に229回開かれ、参加者は4125人に上る。
小学4~6年生、中学1~2年生、保護者の3コースがあり、「ツボミシスター」と呼ばれる講師役の
ワコールの社員が、発達に合わせた下着の選び方、サイズの測り方などを説明。恥ずかしがる子供
たちのためにゲームを交えてブラジャーに触れる機会をつくるなど、楽しく学べるように工夫されている。
今月大阪市内で開かれたツボミスクール。ツボミシスターの今里教子さん(36)が参加者の
小学高学年の女の子たちに問いかける。
「服とこすれて胸が痛くなることはある?」
子供たちは互いの顔を見て、照れ笑い。小さくうなずいた子に、今里さんは安心させるように「それは
胸がふくらんできたしるしで、病気じゃないからね」とにっこり。
胸の部分に保護用の布がついた下着ややわらかいワイヤ入りのジュニア用ブラジャーを示しながら
「大人の女性にとっては胸元をきれいに見せるためのものだけど、みんなの場合には成長過程の
バストを守る大切な役割があるの」と強調し、「つけるのは恥ずかしいことじゃないからね」と呼びかけた。
では実際、いつごろから、どんなブラジャーをつければいいのか。今里さんは成長に合わせて、
3段階で選ぶことをすすめる。
◇
昭和55年と平成12年の10代の体形について比較分析した結果によると、11歳の時点でバストが
ふくらみ始める割合は、55年の46%に対して12年は63%と大幅に上昇。ブラジャーの着用率も
55年は中学1年で3割だったのが12年には8割に達した。バストの成長が早まっているにも
かかわらず母親がひと昔前の自分の経験で判断すると、実際の子供の成長とずれが生じてしまいがち。
注意が必要だ。(抜粋)
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