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・心で感じる性別と体の性が一致しない性同一性障害者の法改正を訴えてきた羽島市の会社員、
水野淳子さん(48)や同障害者らをモデルにしたドラマ「ママは昔パパだった」が23日、WOWOWで
放送される。15日には、水野さん自身が出演するドキュメンタリー番組「だから私は後悔しない
~性同一性障害との闘い」も放送され、性同一性障害への理解を深める。
水野さんは、幼少時から自分の性に違和感を覚えていた。それでも23歳の時、ひとつ年下の女性と結婚、
2人の男児に恵まれたが、「父親」としての違和感がぬぐえず、苦しさだけが増すばかりだったという。
2001年、39歳の時、性同一性障害と診断された。妻や精神科医の助けで立ち直った水野さんだったが、
法律上は同性婚が認められないことから妻と翌年、離婚し、2人の子供を育てた。
新しい「母」として03年には戸籍の名前を変更、性別適合手術を受けた。「手術を受けて頭の中で描いている
自分の体と鏡の中の自分が初めて一致した。過去が消えて前向きに生きられるようになった」と振り返る。
性同一性障害の人は全国に1万人以上いるとされる。04年に戸籍上の性別の変更を認めた性同一性
障害特例法は、「未婚で子供がいない」という条件が含まれていたため、水野さんにはあてはまらなかった。
岐阜家裁に2度、性別変更を申し立てたが却下された。その後、水野さんらの活動が実り、06年に特例法が
改正され、「未成年の子がない」ことに条件が緩和された。16歳の次男が成人すれば、性別変更が可能になった。
ドラマは、戸田恵子さんが性同一性障害者の主人公を、妻役を余貴美子さんが演じる。ほかに吉田栄作さん、
津川雅彦さんらが出演する。ドラマでは、家族を巻き込んだ嫌がらせや職場での中傷、特例法改正へ向けての
裁判などの様子が描かれる。
水野さんは「これまで趣味や嗜好と誤解されることが多かった性同一性障害が病気だということを理解して
もらいたい」と、ドラマの効果に期待している。(一部略)
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