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新型インフルエンザが流行した米国とカナダでの致死率は0・5%程度で、
1957~58年に世界で100万人以上が亡くなった当時の新型インフルエンザ
「アジア風邪」並みだったことが、オランダ・ユトレヒト大学の西浦博研究員
(理論疫学)らの研究で分かった。
新型の致死率は、これまで世界保健機関(WHO)などが今年5月の流行初期に
メキシコで調べた推定値(0・4%)しかなく、医療体制の不備で高めの数字に
なっているという指摘もあった。
医療水準の高い国でも、同様の致死率が推定されたことで、秋冬の大流行に備え、
改めて注意する必要がある。米科学誌に近く発表する。
チームは、米国とカナダで今年5、6月までに新型に感染し、遺伝子診断を受けて
確定した患者数と死者数を使い、独自の手法で計算。新型の致死率は、
通常の季節性インフルエンザ(0・1%)より高く、世界で100万人以上が亡くなった
アジア風邪(0・5%)並みと推定された。
国内でも15日に、新型による死者が初めて確認されたが、西浦研究員は
「医療体制を充実させ、犠牲をできるだけ減らすことが大切」と話している。
ソース:読売新聞
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