09/08/17 14:10:43 3bQajXgP0
若者がナショナリズムに惹きつけられる理由はわかりやすい。
それは帰属する集団がないからである。人間は帰属する集団があり、そこで他者と共生し、
協働し、必要とされ、ゆたかな敬意と 愛情を享受していれば、パトリオットにはなっても、
ナショナリストにはならない。
パトリオットは自分がその集団に帰属していることを喜び、その集団を律している規範、
その集団を形成した人々を愛し、敬しており、その一員であることを誇り、感謝している。
ナショナリストはそうではない。
彼はどのような集団にもそのような仕方では帰属していない。
彼は自分がさしあたり所属している集団について(それが家族であっても学校であっても、
会社であっても)「ここは私がいるべき場所ではない」というひそかな不安と不満を感じている。
それはその集団を律している規範も、その集団の存在理由もうまく理解できず、他の成員たちに対して、
敬意や愛情を感じることができないからである。
本人も他の成員たちからの敬意や愛情を感じることができず、「私たちの集団が存立してゆくためには、
どうしてもあなたがいることが必要だ」と懇請されることもなく、自分の能力がこの場でゆたかに開花
していると実感することもない。
そういう人間でも、どこかに帰属していない限り、生きてゆくことは苦しい。
その場合、「ナショナリストになる」というのはひとつの選択肢である。
・・・・・・・・・・つまり、ナショナリストとは、お盆に帰省して墓参りしたり昔の友にも会わず、ただ 靖国で暴れてるバカのことです。