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・「戦没者慰霊の中心施設」とされてきた靖国神社だが、衆院選後にその位置づけを危うく
されかねない状況にある。
戦没者追悼式を欠席した民主党の鳩山代表は記者会見で「戦争で亡くなられた方の追悼に関して
大きく争点化はしたくない」と述べた上で、矛盾する言葉を付け加えた。
「天皇陛下が参拝していただける施設が必要では。国立の宗教性のない追悼施設を視野に入れ
ながら、党として取り組んでいくべきではないか。粛々と行いたい」
民主党では岡田幹事長も熱心な追悼施設推進派で、政策集「INDEX2009」でも宗教性を
持たない新施設の設置に取り組むことをうたっている。
とはいえ、宗教性がなく「魂」の存在しない追悼施設がどれだけ国民の心を慰め、誰が喜んでそこに
行くというのだろうか。
新施設構想は、福田前首相の官房長官当時の私的懇談会も平成14年に建設を提言したが
自民党内で猛反発を受けつぶれた経緯がある。
だが、この構想は、「A級戦犯分祀論」と並び、何度も浮上しては消えた「亡霊」のようなアイデアなのだ。
故藤波元官房長官はかつてこの構想について次のように語っていた。
「中曽根内閣のときも非公式に検討したが、それでは解決にならない。鎮魂は国家の基本だが、
国民は靖国こそが戦没者追悼の中心施設だと思っている」
戦没者追悼中央国民集会では、民主党の新施設構想の批判が続出。日本会議の三好達会長は
こう訴えた。「『靖国で会おう』と誓い合った英霊の心を踏みにじるもので、言語道断だ」
一方、鳩山氏は「終戦の日にあたって」との談話で、先の大戦について「悲惨で愚かな戦争」と簡単に
総括し、「民主党は過去の歴史と正面から向き合い…」と記した。
安倍元首相は15日の参拝後、「英霊に尊崇の念を表するためにお参りした」と語ったが、鳩山氏の
言葉には、中国や韓国への配慮はあっても英霊への思いはうかがえない。
新施設建設の安易な推進は、日本のために一命をささげた英霊の鎮魂を国民の目から遠ざけ、
風化させることにつながりかねない。(阿比留瑠比)(一部略)
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