09/08/15 23:44:13 cxq4GXmi0
別スレでも書いたが、今日、靖國神社と千鳥ケ淵戦没者墓苑、両方行ってきた。
靖國が今や一宗教法人であり、神道に特化した施設である以上、特定の宗教に
限定しない国立の追悼施設はあってしかるべきだろう。
千鳥ケ淵戦没者墓苑も立派な施設であり、今日は天皇皇后両陛下と麻生首相の
献花も置かれていたが、いかんせん靖國神社と比べると規模が小さい感は
否めない。かといってあそこを大きくするにも周りの土地がないし。
靖國神社は、遊就館という資料展示施設が併設されており、合祀されている
ほぼ全員(?)の御遺影が展示されているのはよかった。
坂本龍馬の遺影もあり、東条英機の遺影もあり、樺太真岡郵便電信局で
亡くなった女性の遺影もあり(軍属スタッフとして働いていて亡くなった
女性も合祀されている)、亡くなられたそれぞれの方とその家族への配慮
が感じられたのは良かった。
ただし、現在の靖國神社の歴史観は必ずしも政府の見解とは一致せず、
お互いのためにもそれは統一すべきではないとも思うので、やはり国立の
追悼施設は別個に必要だし、できれば現在の千鳥ケ淵戦没者墓苑より、
さらに靖國神社より規模の大きなものが望ましいと思う。
そもそも、これから戦死者が出た場合、その方がどの宗教を信教しているか
わからないし(例えば創価学会信者かもしれないしそれはそれで個々の自由だ)、
靖國神社の合祀対象は他ならぬ靖國神社が決めることであり、国家が口出し
することではない。
だから国家は国家で宗教中立的な追悼施設はやはり必要だし、できれば千鳥ケ淵
戦没者墓苑を発展させる形で(場所移転が必要かもしれないが)やってほしい。