09/08/14 23:06:17 hYrk/rzO0
牛丼チェーン店「すき屋」を展開する外食大手の「ゼンショー」(東京都港区)が
女性アルバイト店員(41)を窃盗罪で刑事告訴した騒動。
「商品用のご飯を無断でおにぎりにして食べた窃盗にあたる」。
こんな理由で企業がアルバイト店員を告訴したと報じられたため、
ネット上でも反響を呼んだが、背景には「残業代未払い」を訴えるアルバイト側と、
「勤務報告書改竄」を主張する企業側の労使間トラブルがあった。果たして両者の言い分は…。
■告訴内容は“コメ泥棒”!?
「○○さん、地検まで来ていただけませんか?」
3月上旬。「すき屋」仙台泉店に勤める女性の元に、仙台地検から電話があった。
女性は昨年4月、同じ店で働くアルバイト店員2人とともに、
時間外の割増賃金などが不払いだとして、労働基準法違反の疑いで同社を刑事告訴した。
この事務手続きなどのため、 女性は地検を何度か訪れていた。
だから「自分の告訴の件かな」と思い、特に警戒心も抱かずに地検へ向かったという。
しかし、男性検察官が開口一番に告げた言葉は、意外なものだった。
「今日は被害者ではなく、被疑者としてお越しいただきました」
きょとんとする女性を前に、検察官が尋ねた。
「あなた、お店の残ったご飯でおにぎりを作って食べましたか?」
「はい。たしかに食べましたが…」
質問の意図をはかりかねたまま答えると、検察官は続けた。
「なぜですか?」
「捨ててしまうにはもったいないと思ったからですけれど…」
約30分に及ぶ事情聴取の中で、女性は「ゼンショー」側に窃盗容疑などで告訴されたことを知った。