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矢野元委員長が逆転勝訴 元公明議員3人に賠償命令
2009年3月27日 20時36分
自宅を家捜しされ、政界での活動などを記録した手帳を無理やり奪われたとして、矢野絢也元公明党委員長が、
同党の元国会議員3人に1000万円の損害賠償などを求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は27日、矢野
元委員長が敗訴した1審判決を取り消し、元議員らに手帳の返却と300万円の支払いを命じた。
南敏文裁判長は「元議員らは矢野元委員長に対し、多数の創価学会員や公明党員が危害を加えるかもしれないと
脅して手帳を渡させ、妻の部屋まで捜索してプライバシーを侵害した」と判断した。
判決によると、元議員らは2005年5月に4回にわたり、矢野元委員長の自宅を訪れ、手帳を持ち帰るなどした。
これに対し、週刊現代は同7月「矢野極秘メモ100冊が持ち去られた」と題する記事を掲載した。
1審東京地裁判決は「手帳は元委員長が自分の意思で渡したのに、記事で名誉が傷つけられた」とする元議員ら
の主張を認め、元委員長や発行元の講談社に計約600万円の支払いと謝罪広告の掲載を命じた。
(共同)
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