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旧陸軍の報道部員が戦時下の40~42年ごろ、中国・漢口(現在の武漢)周辺で撮影した
写真約780枚が13日までに見つかった。銃を肩に黙々と行軍する部隊や、最前線で敵陣を
砲撃する瞬間のほか、戦闘の合間にくつろぐ兵士たち、路上でたばこや南京豆を売る中国民衆
の姿も克明にとらえている。
漢口に拠点を置いた部隊の報道部員だった奈良市の柏原英一さん=兵庫県尼崎市出身=が
今年7月、95歳で死去。遺族がアルバム7冊に整理された写真を見つけた。写真の大部分は
柏原さんが撮影したとみられる。
戦地で迎えた元旦を祝って戦闘機にもちを供えたり、敵将の蒋介石に見立てた雪だるまにひげ
を描いたりする兵士たち。中国の農民の子ども2人と兵士が手をつないだ1枚には、現地との
友好ムードを演出する宣撫(せんぶ)工作の意図もうかがえ、写真の横に「自ら湧きでる人と人
とのとけあい」「日支の親善の卵。だが泡の如くはかなく潰れて」などと記されていた。
軍施設の門に部隊名を平仮名で記した看板の写真もあり、旧陸軍OBなどの親睦団体「偕行社」
(東京)の大東信祐さん(74)は「漢字は中国人に読まれてしまうため、わざと平仮名で書いて
いたようだ。当時の状況が伝わってくる」と話す。
▽画像:蒋介石に似せた雪だるまを作る兵士たち=1940年(遺族提供)
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