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NHKスペシャル「シリーズ・JAPANデビュー アジアの“一等国”」に出演した台湾人などから番組内容
に歪曲(わいきょく)があったと批判が相次いでいる問題で、出演した台湾少数民族のパイワン人らが番組
で、民族の誇りを傷付けられたとして、NHKを相手取った集団訴訟に原告として加わることが11日、分か
った。原告数は提訴後も増え続け、1万人を突破した。
訴訟に参加するのは、台湾南部のクスクス村のパイワン人出演者ら4人。番組では、1910年に開催され
た日英博覧会の写真に「人間動物園」の文字をかぶせ、《イギリスやフランスは博覧会などで植民地の人々
を盛んに見せ物にしていました。人を展示する「人間動物園」と呼ばれました》などとするナレーションを、パ
イワン人へのインタビューとともに放送。「日本政府がパイワン人の実演を『人間動物園』と呼んだことはな
い」(訴状)と批判が出ていた。
関係者によると、訴訟に加わるパイワン人4人のうち、2人は番組に出演。インタビューの際、「人間動物
園」に関する十分な説明を受けておらず、単に写真を見て懐かしいと涙ながらに語ったシーンが歪曲され
て伝えられたとしている。残る2人のうち1人は親戚(しんせき)が日英博覧会に実際に参加して、それが
今でも自分たちの誇りであるにもかかわらずNHKに「人間動物園」とおとしめられ、名誉を傷付けられた
としている。もう1人はパイワン人の地元名士となる元郷長で、番組でパイワン人の名誉と誇りを傷付けら
れた-としている。
msn産経
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