09/08/12 01:02:08 erPGRp2P0
>>214
>ハゲ=悪という社会風土がそうさせるんだよ。
一見して「頭部の外見」が奇異に見えるのは確か。
頭部は、人間の表情を含む注目されやすい部位だから、そこに通常は
あるはずの毛髪が無いとなると、本能的にも違和感があって「おかしい」
と思うのは順当だ。
あとは語彙のマイナスイメージでも、例えば「メッキが剥げる」などでも
「はげる」という音にネガティブな印象が強く、それが「禿げる」の語にも
通じて、「何か足りない奴」「ダメな奴」のような連想を生じているのだと
思う。古くから日本は新しい物を好む「使い捨て文化」的な意識がある
から、使い古して塗りが剥げたりした「古い雑貨」は捨てて、新しい物を
使う方が良いという感覚が根底にあって、「禿げ」への忌避を下支えして
いる節もあるのかも。
この仮説を前提にすると、「古いほどに成熟して、年季のある方が良い」
と言われるような「物」については、一定の価値を見出されるのであって
「古さ=悪」と思わせないような「何か」があれば、悪印象は排除できる
かもしれない。人間の場合、禿げてるなりに、何か「老練の特技」などが
あれば、かえって「その力量の象徴」として「禿げ」が肯定的に見られる
と推測される。