09/08/11 12:47:49 Zw/BBqvT0
>>557
スイスの真似すんのか?こんな国だぞ?
これまでに、われわれは、この上ない悲劇的な場面のことを考えてきた。それは、スイスが占領され、かつ、スイスがその国民自身に
よって裏切られる場合のことである。
このような場合を避けなければならないが、そのためには、最悪の場合を想定しておく必要があるのだ。
われわれは、その伝統を顧みないスイス、少しずつ分裂と衰亡に落ち込んでいくスイス、そして、ついには惨めな裏切りと占領に
終わるスイスを想定し、それぞれの場面を描いてきた。
しかし、このように外国勢力の言うがままになる政策をとったとしても、スイスが戦争から逃れることは不可能かもしれない。このような
場合は、スイスは新たな外国勢力の活動舞台になる恐れがあり、国民は、何の保護も受けることなく外国勢力の攻撃にさらされる
ことになるだろう。全てから見放されたスイスは、もはや外部の援助を期待することができなくなるだろう。
これに反して、もしスイスが一致団結していたら、事情は逆になるに違いない。すなわち、スイスには、このような、戦争の第二の形、
つまり目に見えない戦争に対して抵抗し得る機会が、十分に残されているだろうし、スイス自らが自己の運命を決定できる機会も
残されているだろう。たとえ、敵が長い期間わが領土を占領したとしても、国を愛する者は決して失望せずに、独立の回復のため
日々、努力すべきである。
そうすれば、いつかは、きっと新しいスイスは占領軍に対抗できるようになり、新しくやってきた外国軍隊は、散々な目にあって
撤退するだろう。そして、スイスはその自由と独立を取り戻すことができる。