09/08/11 01:53:30 0
濁流が家族を襲った。台風9号の影響による豪雨で、兵庫県佐用町の山と田んぼに囲まれた町営住宅では、
2世帯に複数の犠牲者がでた。「優しいお母さんだった」。難を逃れた子は、言葉少なに話した。
青い屋根の住宅5棟に計10世帯が暮らす佐用町営幕山住宅は、すぐ近くに、水があふれた幕山川や用水
路が流れている。脇には、稲刈り前の水田が広がる。
ここの住人で、死亡が確認された小林佐登美さん(40)は、約4年半前に夫が病死して以降、ともに亡くなった
長女の彩乃さん(16)ら4人の子どもを1人で育ててきた。
近くに住む夫の父親の武さん(68)らによると、長男の竜太さんは9日夜に武さん宅をたまたま訪れて巻き込まれず、
次女も助かった。竜太さんは午後10時前、自宅にいたとみられる彩乃さんに電話をし、佐登美さんらと武さん宅に
来るように言ったという。しかし、佐登美さん、彩乃さん、行方不明の次男文太ちゃん(9)は姿を見せなかった。
竜太さんは「何度もお母さんとお姉ちゃんの携帯にメールをしたり電話をしたりしたけど、つながらなかった。優しい
お母さんだった」と涙をこらえるように話した。
武さんによると、佐登美さんは事務員をしていた。朝日新聞の取材に対し、武さんは「明るく、朗らかで友達も多く、
あんな嫁さんをもらって息子は幸せだった」と人柄をしのんだ。佐登美さんの義妹で、看護師の留田ゆかりさん(36)も
「義理の姉は4人の子どもを育てるため、亡くなった兄の分も一生懸命頑張っていたのに」と悔しそうに語った。
■以下略
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