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県内は９日、大気が不安定な状態になり、千葉市を中心に北西部で
局地的な大雨に見舞われた。同市内では１時間の降雨量が４０ミリを超え、
床上・床下浸水や道路の冠水が相次いだ。
銚子地方気象台によると、南の太平洋上で発達した熱帯低気圧の影響で
関東沿岸に暖かく湿った空気が入り込み、千葉市から成田市にかけて
発達した雷雲が停滞。千葉市では午後３時頃から激しく雨が降り、
１時間で４４・５ミリを記録した。
市総合防災課によると、稲毛区などで民家１２戸が床上浸水し、
床下浸水も３３戸に上った。同市中央区の駐車場では乗用車２６台が
浸水被害に遭った。このほか、同市稲毛区では、地下駐車場が冠水した。
ＪＲ千葉駅（同市中央区）近くのショッピングモール「Ｃ―ｏｎｅ」では午後４時頃、
屋内通路が浸水し、一部区間が立ち入り禁止に。関係者が排水作業に追われたほか、
閉店する店も相次いだ。通路には、くるぶしの高さまで浸水した部分もあり、
店員らは他店舗と協力し合って、モップやぞうきんで水をふきとるなどしていた。
また、同市内の３１か所が道路冠水したほか、四街道市でも水田に面した市道が
一部崩れるなど、２か所で片側通行となった。
一方、千葉市中央区要町のＪＲ東千葉駅では駅構内の線路が冠水。
総武線（千葉―佐倉）と成田線（千葉―銚子）が運転を一時見合わせた。
ＪＲ東日本千葉支社によると、両線で特急を含む上下計９本が運休、
上下計２９本が最大４４分遅れ、乗客約８７００人に影響が出た。
ソース：読売新聞
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画像：道路が冠水し、立ち往生するタクシー（ＪＲ千葉駅東口付近）
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