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「あの大物も危ないのか」―。衆院選まで1カ月を切る中、自民党候補に衝撃が走っ
ている。各政党や地元紙などが実施している公示前の情勢分析で、“大物”がバタバタ
落選する結果が出ているというのだ。
●小沢戦略が的中
地方紙の政治担当記者がこう言う。
「先週末に公示前の情勢分析で世論調査を行ったところ、閣僚経験のある当選6回の自
民候補が民主候補にわずか2ポイント差まで詰められていた。選挙に強い彼は、過去の
調査では15ポイント以上の差が当たり前だったから驚きです。4割ほどは『決めてい
ない』と回答したが、こうした無党派層は野党に流れる傾向が強い。自民候補の落選は
確実になっています」
閣僚経験者や当選回数を重ねたベテランも、落選の瀬戸際に立たされているのだ。
(中略)
落選濃厚の筆頭は海部で、元総理が落選となれば前代未聞だ。ほかに山崎拓、武部勤
など幹事長経験者もゾロゾロいる。
元総理や幹事長経験者の当選が危ぶまれるなど、これまでの自民党では考えられない
ことだ。
小沢一郎の選挙戦略がピタリ的中していることも大きい。
「長崎2区の久間章生に福田衣里子をぶつけたり、福岡7区の古賀誠に地元の人気市長
の野田国義をぶつけるなど『刺客』作戦が成功しています。野党の共闘も奏功してい
る。兵庫10区の渡海紀三朗や、福島2区の根本匠などは過去の選挙で辛うじて勝って
きたが、今回は共産が候補を擁立せず、野党が一本化するため落選が濃厚です」(政界
関係者)
これだけ多くのベテラン議員が落選したら、選挙後、自民党はまったく違う政党にな
っているのじゃないか。
(日刊ゲンダイ2009年8月6日掲載)
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