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「不可能」の代名詞だった青いバラが、遺伝子組み換え(GM)技術によって栽培が可能となり、
今秋にも販売される。青いバラの国内生産開始に伴い、日本も遺伝子組み換え作物(GMO)の
商業栽培国の一員となる。GMOには消費者の抵抗感が根強いが、「観賞用」「医療用」などとしての
研究開発が進んでいる。農水省も後押ししたい考えだが、「中長期的に環境への悪影響を招く
可能性もある」との懸念の声もある。
■「不可能」が「可能」に
バラには本来、青色色素が存在しないことから、青いバラの開発は「不可能」とされてきた。
しかし、サントリーとオーストラリアの企業が遺伝子組み換え技術によって平成16年に開発に成功。
昨年、農林水産省と環境省から、承認を得て一般の農場での栽培が可能となった。サントリーは切り花として
今秋の販売を目指している。
一方、群馬県は6月、自治体初の「GM蚕(かいこ)」の実用化を22年度までに目指すと発表した。タンパク質を
大量に含む繭(まゆ)を算出する蚕を開発することで、医療用の人工血管などへの応用を期待している。同県は
「衰退する蚕糸業を救い、新たな産業を創出したい」と期待を寄せている。
こうした流れを受け、農水省は「アグリ・ヘルス産業開拓プロジェクト」に着手。花粉症の症状を和らげる
「スギ花粉症緩和米」や、血圧や中性脂肪の調整といった効果のある「機能性米」の商品化を目指す考えを
明らかにした。
同省ではあくまで「医薬品」として位置付けたい考えで、担当者は「医療用ならば消費者の抵抗感は少ない
だろう。GMなどの技術を生かした新産業を発展させたい」と意気込みを語る。
※続きます。
産経msnニュース 2009.8.7 22:12
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
▽サントリーが開発した青いバラ(画像)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)