09/08/04 19:48:53 0
>>3の続き
一方で、民主党の選手や応援団は、「ホームラン」や「ヒット」を期待している。
結果は、打席に立ってみなければわからない。先頭打者の鳩山首相がどんなバッティングを
みせるかはマニフェストで想像がつくが、その結果は神のみぞ知るところだ。
ところが、それを中継する、もしくは記事を書く記者たちは、なぜか二回裏の攻撃のことばかりを語っている。
まだ打席にも入っていない民主党の攻撃について、三者凡退を決めつけているのだ。
筆者が、財源論と実現性について偏る報道に違和感を持つのはこうしたことなのだ。
●双方を批判して客観性を装う報道姿勢
未来の検証も大事だが、2回表の自民党の長い攻撃を一切解説せず、
ネクスト・バッターズ・サークルで素振りをしている打者ばかりを批判するのはおかしいと率直に思う。
どうせそうするのであるならば、この際、メディアは、海外の新聞などがそうするように、
両党のマニフェストを仔細に比較検証し、自らの立場を明確にし、支持を打ち出してみたらどうだろうか。
双方を批判しながら、自らを客観的だと称し、安全な場所に逃げ続ける報道姿勢はそろそろ改めたらどうか。
筆者にはいまのマスコミ論調が、じつはマニフェストの検証から逃れるための口実であり、
思考停止の欺瞞としか思えない。
あした(7月31日)、自民党はマニフェストを発表するという。
現時点の取材では、そこに具体的な数値データや工程表は盛り込まれそうもない。
仮にそうであるならば、それは実現可能性どころではなく、マニフェストの要件を満たさないことになる。
その時、果たして、新聞の「社説」や「テレビ解説」は、自民党マニフェストをどう報じるのか。
マニフェスト報道を検証してみようではないか。
ダイヤモンド・オンライン URLリンク(diamond.jp)