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海上保安庁は3日から、裁判所に提出する事件・事故の証拠写真をデジタルカメラで
撮影する。警察庁も本年度中の全国導入を決めているが、捜査機関での実施は初めてで、
海保は「コスト削減のほか、捜査の迅速化につながる」と期待している。
海保関係者によると、デジカメで撮影した画像は編集や書き換えができるため、捜査機関は、
これまでフィルムカメラを使用。しかし昨年、メーカーが書き込みデータが瞬時にロックされ、
改竄(かいざん)や消去ができないメモリーカード(記憶媒体)を開発した。海保は検察庁と協議し、
証拠として公判にも使えるとの結論に達した。
昨年、海保が送致した事件は約8千件。フィルムは計約4万本、経費は約2800万円に上る。
現像費のかからないデジカメを導入すると、年約800万円のコスト削減が見込める。
産経msnニュース 2009.8.2 16:32
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