09/08/01 20:01:39 i1I6tSL30
まず、FTAを結んだからと言って、農家がつぶれるわけではない。
嘘だと思うなら、アメリカやオーストラリアのスーパーに行って農産物の価格を見てみれば良い。
大半のものは、現状、日本国内で売っている輸入農産物と価格面で大差はない。
それに日本の消費者を満足させる品質を追求すれば、外国で作っても流通段階の品質管理を含めて、
コストの上昇は避けられない。
そもそも、今の就農平均年齢からいって、従来型の普通の農家に未来は無い。
日本の高品質農産物の看板を生かした高付加価値農業でなければ、どのみち生き残れない。
農家の大規模化は高品質とブランド力が維持されるという条件付な以上、どうしても限界がある。
どの道、どれ程大規模化しても、北海道ですらアメリカやブラジルに比べれば大人と乳児。
生産コストの競争という方法で勝てるわけが無い。
目指すべき市場は、国産志向の国内消費者とアメリカ、中国を始めとする世界の富裕層。
しかし農業は、どうしても天候と収穫量(豊作貧乏を含む)に収入が大きく左右される。
その意味では、輸出強化につながるFTA締結と最低収入保証制度は、さほど悪い政策ではない。
少なくとも、農家の安楽死を狙っているとしか思えない自民よりマシ。
それと一言付け加えるなら、自立型農家の邪魔ばかりする農協は氏ね。
以上、元高付加価値契約生産農家の戯言でしたw