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訴えによると、生徒は2004年春、入学して間もなく学校になじめず体調を崩し「自律神経失調症」と診断された。
診断書を学校に提出し、体育の授業は見学させるなど体調に配慮するよう頼んだ。
神戸新聞来ました
自殺中3の両親 教諭らに賠償請求 神戸地裁
高砂市の私立白陵中学3年の男子生徒=当時(15)=が自殺したのは、学校側がうつ症状に配慮しなかったためとして、生徒の両親=姫路市=
が31日、同校を運営する学校法人「三木学園」と教諭4人を相手取り、約6800万円の損害賠償を求める訴えを神戸地裁に起こした。
訴えによると、生徒は2004年春、入学して間もなく学校になじめず体調を崩し「自律神経失調症」と診断された。診断書を学校に提出し、体育の授
業は見学させるなど体調に配慮するよう頼んだ。病院に通いながら進級したが、06年10月3日、午前中に1500メートル走など体力テストを受けた
後、「誰も守ってくれない」などと遺書を書き、昼休みに学校を出て、JR曽根駅のホームから飛び込み自殺した。
両親は「診断書から学校側は息子の健康状態を知っており、運動させるときは事前に家族から確認するなど安全配慮義務があった」と主張。訴え
に対し、三木学園の吉田卓理事は「訴状を見ない限りはコメントできない」としている。
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)