09/07/31 20:38:48 0 BE:1097348148-PLT(12225)
彗星(すいせい)が地球に衝突しても、生き物は死滅しないだろうとの論文が、
30日の米科学誌サイエンス(Science)に発表された。
米ワシントン大学(University of Washington)の天文学者らは、太陽系内にあると
考えられている彗星雲「オールトの雲(Oort Cloud)」について、
コンピューター・シュミレーションを用いて過去12億年にわたる形成過程を追った。
オールトの雲は太陽系を取り巻いていると考えられ、この中から飛来した彗星が
地球に衝突し、生物が死滅する可能性が長年指摘されてきた。
しかし、シュミレーションの結果、過去5億年の間に大規模な彗星の衝突が2-3回
起こっているものの、地球は滅亡せずに済んだとみられることがわかった。
研究者らは、約4000万年前の始新世後期の動物大量死滅を招いたのはこれらの彗星の
衝突によるものであった可能性を指摘。化石記録が始まって以来最も激しい衝突だった
可能性があり、衝突自体もまれであるにもかかわらず、進化史においては「軽微な出来事」と
位置づけられていることから、「彗星の衝突が原因で生物が絶滅するとは考えられない」
と結論付けている。
彗星は、土星と木星の引力に引き寄せられてどちらかの惑星に衝突するか、星間宇宙に
はじき飛ばされるため、地球に衝突することはめったに起こらない。
*+*+ AFPBB News 2009/07/31[20:37] +*+*
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