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列島に居座った梅雨前線の影響で、7月の日照時間は北日本や西日本の日本海側で
観測史上最少となる見通しだ。7年ぶりに、夏に「エルニーニョ現象」が発生しており、
8月もぐずついた天気が多く、北日本を中心に低温も予想される。
すでにジャガイモやニンジンなどが高値となっているが、米作などへの影響も懸念されている。
気象庁によると、29日までの7月の日照時間は、梅雨前線が停滞し、低気圧が通過したために
雨や曇った日が多く、北日本の日本海側で平年比53%、西日本の日本海側で50%で、
観測データが残る戦後では最も少なくなっている。
東日本の日本海側50%(2位)、西日本の太平洋側65%(3位)も、いずれも記録的な少なさという。
梅雨明けも遅れている。近畿は8月1日、東海は同2日がこれまでに最も遅い梅雨明けだったが、
今年はさらに遅れる可能性も出てきた。
気象庁が24日に発表した1カ月予報では、北日本から西日本にかけて日照時間が少なく、
北日本を中心に気温が低くなる恐れがあるという。すでに北海道や東北では連日、
低温注意報が出ている。
原因とみられているのが、世界的に異常気象をもたらす「エルニーニョ現象」の発生だ。
ペルー沖から中部太平洋赤道域の海水温が上昇した影響で、太平洋西部の大気の対流活動が
不活発になる。気象庁も「6月にエルニーニョ現象が発生したとみられ、冬まで続く可能性が高い」
としており、日本が夏の時に発生するのは02年以来だ。
同庁が過去30年の気象データを分析した結果、夏にエルニーニョが発生すると平均気温は低く、
降水量は多く、日照時間は少なくなる傾向がある。(一部省略)
■エルニーニョ現象
ペルー沖から太平洋中部までの広い海域で海面水温が高い状態が続く現象。
エルニーニョはスペイン語で「男の子」の意味。気象庁が今回確認すれば14回目の発生。
97年春~98年春が最大だったとされる。冬に発生していると暖冬になりやすい。
ソース:asahi.com
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画像:エルニーニョ現象の夏季の天候への影響
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