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大阪市全24区のうち12区の保健福祉センターが、生活保護受給者の診療報酬明細
書(レセプト)について、医療機関による不正・過誤請求の疑いがあるとして市が作成
したリストを使った点検を全く行わず、市の指針違反を繰り返していたことが31日、
市などへの取材で分かった。生活保護受給者の医療扶助は全額公費負担。無駄な支出が
横行していた可能性もあり、ずさんな点検態勢に批判が集まりそうだ。
生活保護受給者は保健福祉センターなどが発行する「医療券」を医療機関に持参すれ
ば全額公費で受診できる。医療機関は大阪府社会保険診療報酬支払基金にレセプトを提
出して診療報酬を請求するが、レセプトは財団法人の大阪市民共済会が内容を点検した
後、市があらためて点検する仕組みとなっている。
市は医療機関の不正・過誤請求による支出を防ぐため、平成15年から、レセプトに
未発行の医療券番号が記入されていたり、1日に複数回の診療記録があったりするケー
スを電算処理で抽出して「エラーリスト」としてまとめ、各区のセンターに配布して点
検するシステムを構築。センターがリストをもとに点検し、不正が疑われる場合は支払
基金に再審査請求する手続きをとるよう指針に定めた。
(続く)
■ソース(産経新聞)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)