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・大阪府の府立上方演芸資料館(ワッハ上方)の移転計画をめぐり、橋下徹知事がワッハ上方の
入居ビルを所有する吉本興業について「あまりにもお金にがめつい」などと批判したことに対し、
吉本興業は29日午前、「設立当時の経緯を理解なさっていない発言で、非常に残念」とする
コメントを発表した。さらに「株主から大切な資産を預かっている立場として、当社に生じた損害に
ついては、適切な補償を求めるべき責務を負っている」などとしている。(一部略)
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・これに対し、橋下知事は「(平成8年の開館当時の知事だった)横山ノック知事がワッハ上方にどう関与
したのか調査したい」と述べた。(抜粋)
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・吉本興業子会社で不動産の保有・管理をする「よしもとデベロップメンツ」の若林正裕会長が会見。
「内装など府のオーダーメードで建てたビル。信頼関係でやってきたつもり。賃料も赤字覚悟で
減額してきた」などと説明した。
吉本興業は府に補償を求める考えを示しており、法的措置について「ゼロではない」としながらも、
「上方の演芸発展の貢献になると賛同した。笑えない結果になるのは本意ではない」と府と交渉を
続ける姿勢を示した。
これに対し、橋下知事は同日の記者会見で、「吉本さんが訴訟を起こすなら、対応するしかない」と
述べ、法的措置への対応も念頭にあることを明らかにした。
吉本興業は「恒久的施設としての入居を前提に特別仕様のビルを建築した」と主張しているが、
橋下知事は「そうならば、設計費の一部を賃料以外で府が払うなどの契約になっていないと
おかしい」と話し、開設の経緯や契約内容を精査する考えを示した。
また、吉本興業の姿勢について「賃料を取りたいのか、上方の芸能を伝えたいのか、どちらか
確認したい」と話した。(抜粋)
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