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昨年からの景気悪化を受け、県内の不動産競売件数が急増している。
今年6月までの件数は、前年同期に比べ6割増し。住宅ローンが払えずに
マイホームを手放す人が増えていると見られ、ボーナスが大幅ダウンした
今夏以降は、さらに加速しそうだ。県内の3地銀は「返済に困った時点で
すぐ相談して」と呼び掛けている。【今村茜】
福島地裁によると、抵当権のある住宅やマンションを競売する担保不動産
競売の申立数は、08年は計1003件で過去5年間で最高となった。
さらに今年1~6月は計731件で、前年同期(469件)から1・6倍となった。
福島経済研究所によると、県内の民間企業と官公庁の今夏ボーナス支給
推計額は、記録が残る93年以降で過去最低の約1744億円。特に民間企業は
前年比2割減と大幅なダウンだ。
東邦銀行は「不況でボーナスが減り、ローン返済に困る人がますます
増えるのでは」と懸念する。同行は今年2月、住宅ローンの借入期間を従来の
最長35年から50年に延ばした。福島銀行と大東銀行も、今春から住宅ローンの
返済相談の専用窓口とフリーダイヤルを設けた。大東銀行は「不況でリストラされたり、
給料が減り返済が困難になったという相談が昨年に比べ増えた」と話している。
東邦銀行の菊地健一広報室長は「消費者金融に手を出したり、返済が滞り競売と
なる前に、相談してくれれば返済方法の変更など柔軟に対応できる」と話している。
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