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・<テレビウォッチ>民主党のマニフェストを閣僚たちが批判するのは、まあ、やむをえない面もあるが、
橋下大阪府知事も噛みついた。
『インデックス』には方向性が示されていた『国と地方の協議機関の法制化』が、マニフェストには
入っていない、というのだ。『国と地方の協議機関の法制化』は全国知事会が唱える最重要項目。
「地方主権という割には、本当に地方主権を目指しているのか、非常に疑問」と知事は述べ、
「地方に権限を渡したくないのではないか。国の形は国会議員が決めるという本質的意図を感じる」と
怒りを見せた。
これが午前中の様子で、夕方になるとその態度は軟化する。「(民主党の)原口ネクスト総務大臣と
話したら、マニフェストはバージョン2が出て、そこには(国と地方の協議機関の法制化が)盛り込まれる
ということです」(橋下知事)
意外な成り行きである。森永卓郎が言うように「民主党のマニフェストって最終版だと思っていた」人が
多いのではあるまいか。
三反園訓は「外交を含めて安全保障問題などもっと詳しくドンドン出して行くということだろう。自民党が
まだ出していないので、それを見てバージョン2を出すのでは」とし、「後出しジャンケン合戦になっている」
と指摘する。
自民党のマニフェストは7月31日、麻生首相が発表する予定だ。今度は、民主党が厳しい声をぶつける
ことだろう。
三反園は「批判とか非難は聞きたくない。ここがこっちのいいところだとか、特徴だというPR合戦に
してほしい」と語るが、売り言葉に買い言葉で、そうは行くまい。
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