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ドイツ東部ドレスデンの動物園で生まれ、「オバマ」と名付けられた
マンドリルの赤ちゃんの名前が人種差別問題に発展し、議論を呼んでいる。
赤ちゃんは3月に誕生。同じ年に生まれた動物の赤ちゃんには
同じアルファベットで始まる名前をつけるのが同動物園の習わし。
今年は「O」で、米大統領に就任したオバマ氏にあやかり、
園に「希望をもたらしてくれるように」という願いを込め命名した。
命名時には会見を開き、地元紙も掲載。「オバマ」目当ての入園者でにぎわったが、
6月上旬にオバマ氏がドレスデンを訪問した際、一部メディアが命名を
「人種差別的」と批判。独国内でアフリカ系(黒人)の権利を守るNGOからは今月、
「黒人はよく動物や原始人に例えられる」と抗議があった。
園側は「オバマ大統領を人種差別するつもりない」などと謝罪し、
「オケケ」というアフリカのある地方の言葉で「マーケットの日に生まれた子供」という
意味の名前を変えた。
だが、これも独サッカーリーグ2部で活躍する黒人選手と同じ名前だと、NGO側が指摘。
園側は同名の選手がいたとは知らずに、動物の出身地域にちなんだ名前を考えただけと釈明し、
名前は変更しないことに決めた。
NGOのデラ氏は「差別している側にはささいなことでも、受ける側には重大な問題」と話す。
一方、ウケナ園長は「園には約10万匹の動物がおり、世界のどんな名前にだって該当する。
これ以上の対応は無理」と話した。
ソース:asahi.com
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画像:マンドリルの赤ちゃん=ドレスデン動物園提供
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